たまりば

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地染め (後処理?)

いよいよ最後の工程。漢詩部分は海の深い部分のような感じを出す為に紺地でボカシ染め。


さんま部分は白蝋で軽く起こしているのですが、あまり染料を染み込ませたくないので白蝋の上の染料を刷毛で吸い取ります。

蝋の上の染料を刷毛で吸い取って、その刷毛の染料を雑巾で吸い取り、これの繰り返しで、蝋の上の染料を吸い取ります。(解るかなぁ・・・ 貧しい説明力でスミマセン)

↓ 白蝋は一回の染でかなり傷みます。写真の様にかなりボロボロになりますので、今回は一液の媒染剤と化学染料を混ぜての一発勝負。


取りあえず無事に終わった様子なので、この後 蝋取り・蒸し・水元をしてドライへ。

5・10~ CAPARISONで展示

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  • 2023年04月21日 Posted by 染師 麗 at 20:42染・作業中

    堰き出し白付け&起こし

    空部分は出来上がり、それに隣接する白蝋の波がしら部分は染料を刷り込むので、マイクロワックスにて“白付け堰き出し”といった感じ。


    さんま部分は白付けしようかと思っていましたが、かなり尖がっている部分が多くマイクロワックスでは無理かと思われ白蝋にて簡単に“調子”置き。


    地紋のある生地なので、何となくやり辛い・・・

    5・10~ CAPARISONで展示

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  • 2023年04月18日 Posted by 染師 麗 at 22:18染・作業中

    白蝋 調子 波部

    後追いでの記事アップですが、思いの外スタコラと仕事が運んで居ります。


    波がしら部分は海の方の色を被らせたいので、白蝋を“調子”で置きます。その後、空部分を染。


    この場合、蝋の上には染料が行かない様にしたいので“堰き出し”のような感じで、蝋の際を彩色刷毛で染めて、広い部分になってから地染め用の刷毛で染めます。無事に染むらが無く行ったようです。

    5・10~ CAPARISONで展示

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  • 2023年04月17日 Posted by 染師 麗 at 20:57染・作業中

    白付け 文字

    さんまの彩色が終り、漢詩部分の“白付け”に入る。


    裏面も2度伏せ。防染力の強いマイクロワックスとは言え2度伏せしておかないと染料が染みるので、2度伏せ。ましてや裏面であればなおの事。裏面も2度伏せしておけば地染の際の裏バケの際に気を遣わずにガンガン出来るので結局早いし綺麗に上がる。

    5・10~ CAPARISON展示

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  • 2023年04月13日 Posted by 染師 麗 at 20:04染・作業中

    彩色

    さんま部分の糸目が無事終わり、“彩色”に入る。本来なら一度地入れをしてから彩色に入りたいのですが、そうすると下絵写しした他の部分のアイ花が消えてしまうので、染料に少し多めに泣き止めを入れての彩色。


    鰭部分を先に彩色した後、胴部分をボカシしながらの彩色。

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  • 2023年04月12日 Posted by 染師 麗 at 09:08染・作業中

    糸目

    CAPARISONでの展示も残すところ一か月とチョイとなりましたが、次なる作品の制作に入りました。


    今回の“糸目”は、染料を混ぜて糸目に色が付く 色糸目。 普通の白糸目では糸目が少々目立ってしまうので今回の作品は色糸目を使用。

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  • 2023年04月07日 Posted by 染師 麗 at 07:26染・作業中

    仕立て上がり

    仕立てに入れた作品が上がって参りました。


    どうも遠くから見るとボカシがイマイチですね・・・ まだまだ精進。


    こちら曹操の漢詩の方は右端生地の漢詩部分が曲がってる・・・ 生地目が曲がっていたのか?良く解らない・・・ が、売り物にはならない。こいつは取りあえず展示だけ・・・ まいったなぁ・・・

    まぁ、どうにもならないので、気を取り直して現在進行中の作品を頑張ろう!

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  • 2023年04月03日 Posted by 染師 麗 at 20:44日々是好日